自分自身、心も体も決して強い方ではない。人間的な部分が多い。 情熱を誰よりも好み、また別の部分で静寂を好む。 季節の移り変わりやなんとなく寂しい夕暮れの時間、晩御飯を食べている時、孤独を感じる時、愛する者達と時間を共有する時、瞑想をしている時、突然私に不思議な感覚を覚え力が漲り、春風に似た空気の世界が心の中に広がる。そして、瞑想し邪念、我欲を払い天使と描き始める。 パステルを通して真っ白な世界に広がるやさしい音色。 天使が舞い降りる瞬間の生の喜び。 描く時に必要なものは音楽。静寂の中でかかる音楽が融合し、小さなアトリエは情熱の中に静寂と天使を生み出してくれる。そして天使は現れ天使画が出来上がる。 天使画というと宗教画が多く取り上げられるが、今現在の宗教は無宗教である。が、あえて言うならば「我が心の宗教」が私の心にある。 では、なぜ天使画なのか。それは今のところわからない。天使の美しさと天使に守られている感覚、パステルが奏でる音色の美しいことと言ったら自分自身でも毎回、感動を覚えるくらいだ。天使を描いている理由がわかる時、それは天使に囲まれ私がこの地上を旅立つときかもしれない。 天使とパステルを通して真の肉体、精神共に健康なお手伝いをできたら、心の感動と情熱、守られている安心感を再び感じてもらえたら、傲慢ではあるがそう思いながら出来上がった天使画を見つめている。
衣 槻 秋 良
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